選び方ガイド · PC・Android

V2Rayクライアントの比較

まず対応OSを確認し、次にコアと通信の取り込み方を比較しましょう。PCではv2rayN、Androidではv2rayNGが第一候補です。V2Flyの設定を引き継ぐ場合は、v2flyNGも検討してください。

クライアントは設定の管理や接続を担うソフトです。インストールしても、利用可能なサブスクリプションが自動で手に入るわけではありません。

端末から候補を絞る

機能より先に対応OSを確認

PCとAndroidでは、必要な権限や通信を取り込む方法が異なります。機能名だけで適したクライアントを判断しないようにしましょう。

Windows

v2rayNを選びましょう。デスクトップ版はクロスプラットフォーム対応のUI、WPF版は従来のWindows向けUIを採用しています。

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macOS

v2rayNを選びましょう。Apple SiliconとIntelのどちらを搭載しているか確認し、対応するパッケージを選んでください。

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Linux

v2rayNを選びましょう。Linuxのディストリビューションが採用するパッケージ形式とCPUアーキテクチャに合わせて、debまたはrpmを選んでください。

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主な機能を比較

3つともGUIで設定できますが、同じOS向けの見た目違いではありません。v2rayNは主にPCでの管理に使い、v2rayNGとv2flyNGはAndroid向けの異なるコアを採用しています。まず対応OSが合わない候補を除外してから、機能を比較しましょう。

画面が狭い場合は、表を左右にスクロールできます。メニューや対応プロトコル、動作条件は、実際にインストールするバージョンと同梱コアをご確認ください。

v2rayN・v2rayNG・v2flyNGの比較項目
比較項目 v2rayN v2rayNG v2flyNG
対応OS Windows、macOS、Linux Android Android
コア 主にXrayを使用。利用できるコアや呼び出し方法は、配布パッケージ、設定の種類、クライアントのバージョンによって異なります Xrayコア V2Flyコア
メンテナンス状況 積極的にメンテナンス中。デスクトップ版とWPF版では、機能の配置が異なる場合があります 積極的にメンテナンス中。機能と同梱コアは配布版の更新に伴い変わります 継続的にメンテナンスされている選択肢です。更新ペースはv2rayNGと異なる場合があります
使い始めやすさ 基本的なインポートは簡単です。システムプロキシ、ルーティング、TUNの違いを把握する必要があります 基本操作は簡単です。初回接続時にAndroid VPNサービスの利用許可が必要です Android向けの類似アプリと操作方法は近いものの、設定の互換性を事前に確認する必要があります
サブスクリプション管理 グループ管理、更新、サブスクリプションの詳細設定に対応 サブスクリプションのグループ設定と更新に対応 サブスクリプション設定を管理できます。メニューの場所はインストールしたバージョンによって異なります
ルーティング設定画面 ルーティング設定の管理とルール編集に対応。PCでまとめて調整する場合に便利です ルーティングモードとルールを設定できます。細かな設定はUIとコアの機能に左右されます ルーティング関連の設定に対応。ルールの意味や動作はV2Flyコアに合わせる必要があります
TUNと通信の取り込み TUN関連の設定項目があります。対応コンポーネント、OSの権限、ルーティング環境が必要です Android VPNサービスを使って通信を取り込みます。PC版のTUN設定とは異なります Android VPNサービスを使って通信を取り込みます。OSの権限やバックグラウンド制限の影響を受けます
おすすめのユーザー PCでの日常利用、サブスクリプション管理、ルーティングの調整を行う人 Androidを日常的に使う人や、Xrayの設定機能が必要な人 V2Fly用の設定があり、Androidで対応コアの動作を引き継ぎたい人

メンテナンス状況は目安であり、更新間隔やサポートを保証するものではありません。アップデート時はOS要件、設定の移行に関する案内、コアの変更点を確認してください。画面が似ているからといって、すべての設定を相互に使えるとは限りません。

v2rayN:PCで使うなら第一候補

v2rayNは、PCでサブスクリプションをまとめて管理したり、設定内容を確認したり、ルーティングを調整したりするのに適しています。広い画面ならグループ、サーバー一覧、接続状況を同時に確認でき、問題が起きたときもシステムプロキシやローカルの待ち受け設定を調べやすくなります。Windows、macOS、Linuxのいずれでも、デスクトップ環境ごとに操作を覚え直すことなく使い始められます。

デスクトップ版とWPF版の選び方

Windows版のダウンロードページには、デスクトップ版と従来のWPF版があります。デスクトップ版はクロスプラットフォーム対応のUIを採用しており、複数のPC環境で似た操作感を保ちたい場合に向いています。WPF版は従来のWindows向けUIを引き継いでおり、以前からのメニューや管理手順に慣れている人に適しています。版によってメニュー名が異なる場合があるため、チュートリアルの画面をピクセル単位で同じにする必要はありません。

初回はサブスクリプションを追加して基本接続を確認してから、TUNが必要か判断しましょう。ブラウザーなどシステムプロキシに従うアプリなら、まずシステムプロキシで接続を確認できます。システムプロキシを利用しないアプリについては、アプリ内プロキシやTUNが適しているかを検討してください。TUNは「接続を速くする」ための上位設定ではなく、通信を取り込む別の方法です。

設定をまとめて調整できても、内容の理解は必要

ルーティング設定画面ではルールを編集しやすくなりますが、実際の動作はルールの順序、ドメインの名前解決方法、マッチ条件によって変わります。サブスクリプションを更新すると内容が置き換わったり更新されたりするため、手動で加えた変更が残るかどうかはグループ設定を確認してください。重要な変更の前に設定のバックアップを取り、システムプロキシや仮想ネットワークを同時に操作するアプリの併用は避けましょう。

PC版のダウンロード · システムプロキシとルーティングの設定

v2rayNG:Androidで使うなら第一候補

v2rayNGはXrayコアを採用しており、Android端末で使う一般的な選択肢として適しています。サブスクリプションの追加と更新、設定の選択、接続の開始が主な操作です。VLESSやREALITYなどを使う場合は、サブスクリプションにプロトコル名があるかだけでなく、Xrayコアとクライアントが必要な設定項目に対応しているか確認してください。

VPNの許可とアプリごとのプロキシ設定

初めて接続を開始すると、AndroidからVPN接続の許可を求められます。ここで使うVPNサービスは端末内の通信を取り込むための仕組みで、クライアントが外部の接続サービスを提供するという意味ではありません。アプリごとのプロキシを有効にしたら、対象を許可するリストと除外するリストのどちらを使っているか確認しましょう。選択を誤ると、対象アプリの通信がプロキシを通らなかったり、対象外のアプリまで取り込まれたりすることがあります。

Androidでは通常、VPN接続を使うアプリは同時に1つだけです。同じ仕組みを使う別のアプリがすでに動作している端末では、v2rayNGの起動によって接続が切り替わることがあります。バックグラウンドで切断される場合は、ノードの問題と判断する前に、バッテリー最適化、バックグラウンド動作、OSによるアプリ制限を確認してください。クライアントを変更しても、OS側の問題は解決しません。

サブスクリプションは共有できても、PCと同じ設定は使えません

同じサブスクリプションをPCとスマートフォンの両方に追加できます。ただし、読み込みの可否やノードへの接続は、内容の形式、プロトコル設定、サーバー側の制限にも左右されます。AndroidではPCのシステムプロキシ設定をそのまま使う必要はなく、PCのローカル待ち受けポートをスマートフォンでも使う必要はありません。基本接続を確認した後、アプリやルーティングの要件に応じて設定を調整しましょう。

v2rayNGをダウンロード · Androidの設定手順

v2flyNG:V2Fly設定を使う場合の候補

v2flyNGはV2Flyコアを採用しており、V2Flyの設定や動作を引き継ぎたい場合に適しています。V2Fly向けに調整済みの設定がある場合、コアのパラメーター説明を参照したい場合、またはAndroid端末で同じコアの動作を確認したい場合に候補となります。古いスマートフォン向けの「軽量版」ではなく、名前だけでリソース使用量を判断することもできません。

プロトコルを確認してから移行

画面が似ていても、設定に互換性があるとは限りません。Xrayで実装されているプロトコル機能や設定項目の中には、V2Flyでは対応するものがない場合があります。REALITYを含む設定も、共有リンクをコピーできるだけで使えるとは限りません。移行前に、通信方式、セキュリティ層、認証パラメーター、拡張項目を確認してください。コアが対応していない設定は、サブスクリプションを何度更新しても解決しません。

現在のv2rayNGで問題なく使えており、V2Fly用の設定も必要ないなら、名前を比較するためだけに乗り換える必要はありません。試す場合は、使えている設定を残し、各アプリの設定を個別に記録して、接続テスト中は一方だけを起動しましょう。インポートの失敗、コアの非対応、OS権限の競合を切り分けやすくなります。

v2flyNGのインストールパッケージを見る

XrayとV2Flyのコアの違い

Project VはV2Rayのエコシステムを理解するうえでの背景にあたります。V2FlyはV2Rayに関連する開発を引き継ぎ、Xrayは関連するコードを基盤として発展した別のコアです。GUIクライアントは設定のインポート、編集、起動を担い、コアはプロトコル、通信、ルーティングを処理します。クライアント名、コア名、プロトコル名はそれぞれ異なる要素であり、置き換えて考えることはできません。

v2rayNGとv2flyNGの主な違いは採用するコアです。一方、v2rayNのデスクトップ管理機能を特定のコアと同じものと考えることはできません。デスクトップ版で実際に使われるコンポーネントは、インストールパッケージ、設定の種類、アプリの設定によって異なります。同じルーティングモード名でも、名前解決の方法や拡張ルールの動作まで同じとは限りません。

設定全体の組み合わせで互換性を確認

コアは実際の設定に合わせて選びましょう。VMess、VLESS、Trojanなどのプロトコル名だけでなく、通信方式、セキュリティ層、オプションのパラメーターも確認が必要です。REALITYは通信のセキュリティに関わる仕組みであり、別のクライアントではありません。利用する場合は、必要な組み合わせに対応するXrayのコアとバージョンを確認してください。

コアの違いだけで速度の優劣を決めることはできません。実際の使い心地は、ネットワーク経路、サーバーの状態、DNS、ルーティングルール、端末の性能などにも左右されます。選ぶ段階では、まず設定が対応しているか、OSの通信を取り込めるかを確認しましょう。接続条件をそろえて初めて、動作を比較できます。

利用シーン別の選び方

ダウンロード前の確認事項

特別な設定要件がなければ、選択はシンプルです。PCではv2rayN、Androidではv2rayNGが第一候補です。v2flyNGは、AndroidでV2Flyコアが必要な場合に選びましょう。3つともオープンソースソフトウェアです。名前がV2Rayに似ているかではなく、OSとの相性、設定の互換性、必要な操作で選んでください。

  1. OSとアーキテクチャを確認。PCではCPUの種類を確認します。Linuxではパッケージ形式も確認し、AndroidではOS要件とarm64またはユニバーサルパッケージの適用条件を確認してください。
  2. サブスクリプションとプロトコルを確認。利用中のサブスクリプションまたは個別ノードの設定を用意し、サブスクリプションURLと共有リンクの違いを確認します。必要なパラメーターの組み合わせをコアがすべてサポートしているかも確かめてください。
  3. 通信の取り込み範囲を確認。PCではシステムプロキシとTUNの違い、AndroidではVPNサービスとアプリごとの対象リストを確認します。まず基本接続を確立し、その後で細かなルールを追加しましょう。
  4. 元に戻せる設定を残す。クライアントの更新や切り替えの前に必要な設定を保存し、現在のルーティングやDNSの変更を記録してください。移行後に、どの変更が影響したのか判断しやすくなります。

ダウンロードページでクライアントとパッケージを選ぶ。初めて設定する場合は使い方ガイドもご覧ください。インストール済みでサブスクリプションを更新できない場合は、クライアントを変更する前にサブスクリプションの更新失敗に関するトラブルシューティングをご確認ください。